今回は母音[ɔː]の発音方法について詳しく解説していきます。
目次
アメリカ英語とイギリス英語での音の違い
アメリカ英語でイギリス英語の[ɔː]に相当する音は[ɔː]または[ɑː]で表されます。
アメリカ英語の方は「ア」の音が少し混じって聞こえます。なので、口の開き具合もアメリカ英語の方が大きいです。
発音記号[ɔː]の発音方法、コツ
この[ɔː]の発音は、日本語の「オ」によく似た音です。発音する際の舌の位置もほぼ同じです。
ただ、舌の緊張具合が英語の[ɔː]の方が強いです。
この母音の発音する際に気をつけたいのは口の形です。
日本語の「エ」を発音してから「オ」の発音をしてください。
「エーオー」 「エーオー」 「エーオー」
といった具合です。その最後の「オー」を言った後の口の形に意識してみると、アヒル口のようになっていると思います。なんとなく口がすぼまっているような感じです。
その口の形を意識してキープしたまま日本語の「オー」と発音してみてください。それが[ɔː]の音になります。最初は難しいかもしれません。口の形を忘れたり保てなくなったら「エーオー」で作り直して身体が自然にその動きを覚えるまで繰り返してみてください。
最後にこの[ɔː]は円唇が強いので、意識的に力を込めて口をすぼめる必要があります。意識的にすぼめると舌も勝手に緊張して奥に下がります。
この「エーオー」の口の形を基礎にして響きのある[ɔː]が発音できるまで練習してみてください。
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